たらこ・辛子明太子の選び方
「白いごはんに合うおかず」といった類の企画で幾度となくグランプリを獲得している辛子明太子。おにぎりの具材としても人気です。
あるいはパスタの具としてもすっかり定着しているたらこも、辛子明太子と人気を分け合う定番です。
無添加のたらこや明太子は少ない
たらこや辛子明太子は添加物無しで作ることが難しく、実際に無添加の商品を見かけることは少ないでしょう。
特に、発色剤(亜硝酸ナトリウム)無添加というものは稀だと思います。発色剤(亜硝酸Na)とも表記されます。
これにくらべると無着色というものは比較的入手しやすいと思います。
発色剤の亜硝酸ナトリウムがダメだといわれる理由は、魚卵に含まれているアミンに亜硝酸Naが反応し、ニトロソアミン類を作り出す懸念があるからです。ニトロソアミン類は強い発がん性が指摘されています。
ハムやソーセージなどの加工肉にも亜硝酸Naが使用されますが、たらこや明太子で亜硝酸Naを使用できる上限は、これら加工肉で使用できる上限のわずか1/14の使用量しか認められていません。
そしてあのいかにも赤い色は、タール系色素です。
タール系色素とは、赤色102号、黄色5号、など色+数字で記されているものです。赤102、黄5など略されている場合もあります。
こちらも発がん性やアレルギーを引き起こすことが指摘されています。
発色剤(亜硝酸ナトリウム)と着色料(タール系色素)の両方を使用したたらこや辛子明太子は、少なくとも子どもに与えるのは避けるべきでしょう。
2つの選択肢
みんな大好きな辛子明太子やたらこ。選択肢は2つあります。
1)食べるのをあきらめる
2)あきらめて食べる
もしあなたが大人であれば、2)あきらめて食べるという選択肢は有効かもしれません。
添加物のことは忘れてあつあつの白いご飯に真っ赤な辛子明太子をのせて食べる。それによって得られる幸福感はNK細胞を活性化させ、添加物による影響を低減させる可能性があります。
ただし、やはり頻繁に食べることはおすすめできません。大人でも、たまに楽しむ嗜好品的な位置づけにすることをおすすめします。
そしてもちろん子どもにはおすすめできませんし、たらこスパゲッティのように一度に大量に使うものは、大人にも頻繁に食べるのはおすすめできません。
探せばあります無添加たらこ
山梨県を中心に展開するスーパー「いちやまマート」のブランド「美味安心」のたらこや辛子明太子は、完全無添加です。
原材料を見てみましょう。
「助宗鱈卵(アメリカ・ロシア)、食塩、砂糖、魚醤、みりん、鰹節、昆布、香辛料(唐辛子)」
です。無添加のたらこや明太子を手に入れられるスーパーもあるということです。
そして、この無添加たらこと無添加明太子を製造しているのが宮城県の「愛情たらこのみなと」です。OEMで他のブランドでも販売されています。
毎日でもご飯にのせて食べたい、子どもにも安心して食べさせたい、という方は、こうした無添加のものを取り寄せるのがよいでしょう。