ビスケット・クッキー

ビスケット・クッキーの選び方

ぜひ
ショートニングは避ける

小腹が空いた時にちょっとした軽食にもなるビスケット・クッキー

ちなみに、ビスケットとクッキーの違いってご存知でしょうか。

これらは基本的に同じものを差しますが、(社)全国ビスケット協会によると、

ビスケットのうち、糖分と脂肪分の合計が40%以上で、見た目が手作り風のものをクッキーと表示できる。

という業界の自主ルールが定められているようです。が、それほど厳密に守られているわけではないようです。

ショートニングとマーガリン

サクサクの食感を出すために使われるショートニング

原材料を確認して、このショートニングが含まれるものは避けるようにしてください。

最近では「トランス脂肪酸」は日本でも多くの人に認知されていますが、欧米では随分前から問題点が指摘されてきました。

トランス脂肪酸ショートニングマーガリンに多く含まれるもので、LDLコレステロールの増加、HDLコレステロールの低下、心臓病や脳卒中のリスクを高めるなどの報告があり、いずれにしても摂取を避けたい物質です。

農水省が平成19年に市販加工食品のトランス脂肪酸含有量を調査したところ、100g中に含まれるトランス脂肪酸量マーガリンで最大13gショートニングで最大31gも含まれていました。

アメリカでは2006年より加工食品の栄養成分表示でトランス脂肪酸量の表示が義務付けられています。

2018年には全廃される可能性

米食品医薬品局(FDA)は2015年6月、トランス脂肪酸が安全とは認められないとの判断を示し、3年以内に全廃することとの通達を出しました。

これに先がけ、米マクドナルドなどの大手ファーストフードチェーンがトランス脂肪酸の使用を中止もしくは低減に務めています。

日本では規制の動きは見られませんが、アメリカでの動きを受け、食品メーカーが自主的にトランス脂肪酸の低減をすすめる方向になると思います。

しかし、現段階では商品に含まれるトランス脂肪酸量を確認する術はありません。

ですから、ショートニングは避けるに越したことはないのです。

特に、ショートニングとマーガリン両方を使用しているようなビスケットは、そっと商品棚に戻してください。

おすすめ商品